代表挨拶
はじめまして。
一般社団法人都市創生研究所代表理事の髙橋敏彦と申します。
今、超人口減少社会がより顕著になり、将来に漠然とした不安を持ちながら多くの自治体や企業、団体が手探りの人口対策を進めているのではないでしょうか。しかも、そのほとんどが具体的な成果を示せずにもがいている状況ではないかと推察しております。
私は2000年から10年間、まちづくり団体の代表として人口減少社会に向けた地域づくりに取り組んだ後、2011年4月から3期12年間、北上市長を務めさせていただきました。
その中で、超人口減少社会でも都市の活力を失わない地域の「かたち」を考え、実際の地域づくりに有効かどうか、試行して参りました。
その結果、北上市では人口減少を最小限に抑えながら活力ある地域や産業を育てることができたものと考えております。
詳細は著書「あじさい都市のススメ」に記し、文芸社から全国の書店にて販売させていただいておりますが、当法人ではそれぞれの自治体や団体が抱えている課題にカスタマイズして、まちづくりに生かしていただけるように個別にサポートしようと立ち上げたものです。
あなたの地域や団体が今よりもっと元気になるよう、是非私共をご活用くださいますよう、お願い申し上げます。
一般社団法人都市創生研究所
代表理事 髙 橋 敏 彦
代表プロフィール
1955年 岩手県北上市生まれ
1980年 日本大学大学院理工学研究科博士前期課程修了、建築学専攻工学修士
1992年 社団法人北上青年会議所理事長
1994年 社団法人日本青年会議所東北地区岩手ブロック協議会会長
2000年~2011年 株式会社髙橋設計代表取締役
2000年~2009年 特定非営利活動法人いわてNPO-NETサポート代表理事
2002年~2008年 岩手県総合計画審議会委員
2008年~2011年 岩手県出資法人運営評価委員会委員
2009年~2011年 岩手県政策評価委員会委員
2011年~2023年 岩手県北上市長
2023年~現在 一般社団法人都市創生研究所代表理事
2024年~現在 職業訓練法人北上情報処理学園・北上コンピュータ・アカデミー理事長
【著 書】「あじさい都市のススメ ~ 非営利組織と自治体職員のための超人口減少時代を克服する都市戦略」文芸社
増田寛也氏が副議長を務める人口戦略会議は2024年5月、いわゆる増田レポートから10年経過した現在の日本の人口動態を分析し発表したところです。
地方を震撼させた、いわゆる消滅可能性都市ははたしてどうなったでしょうか。
氏は人口の首都圏域集中に警鐘を発するべく出したレポートだとは思っていますが、受け取る側の地方自治体はそうではありませんでした。しかも、コロナ禍で一時的に首都圏の求心力が緩んだものの、今は更に勢いを増しているようです。
首都圏一極集中は是非、国を挙げて取り組まなければならない政策ではありますが、一地方自治体がコントロールできる程容易いことではありません。
本著は当法人が、地方自治体やまちづくりの主体でもある非営利組織の職員のために超人口減少社会をどう捉え、どう対応していくべきかをお伝えしようと発行したものです。